-
第1章 代表的な日本の禁足地
-
「入らず」「語らず」という禁足地の特徴
-
伝説の霊剣が実際に発掘された禁足の聖域
-
神が降り立った場所が禁足地に
-
世界遺産となったことで「禁足」が強化された沖ノ島
-
うっかり入ると命を落とす、厳格な禁足地「オソロシドコロ」
-
「入らず」の怖れにより、避難所(アジール)の機能を持った「ケンの池」
-
第2章 人の手が入らない「なにもない空間」としての禁足地
-
なにもない空間、神とつながる沖縄の「御嶽」
-
絶対禁足となってしまった沖縄の「フボー御嶽」
-
都市にぽっかり空いた空白地帯「平将門」
-
理由がわからないのに禁足が守られる「八幡の藪知らず」
-
京都にもある大都会のエアポケット、将門の祠
-
第3章 祟る樹木、森神信仰と畏れ
-
土地開発と鎮守の森
-
いまだ現役で畏怖される山梨県甲州市の「祟る木」
-
「信長による惨殺」逸話が残る「シガイの森」
-
「心霊スポット」化した鎮守の杜
-
禁足の森における象徴的な樹、「タブノキ」
-
樹木への畏れが先か、怖れた土地ゆえに森となったか
-
第4章 現代に残された本当の禁足地「天皇陵」
-
埋葬者が不明でも畏れ敬い祀った「赤塚」
-
善行を施したのに人々に忌避された「善右衛門の首塚」
-
近代化、高度経済成長で頻出した「祟り話」
-
古墳と「ツチノコ」の関係性
-
現代に残された本当の意味での禁足地「天皇陵」
-
神話上の人物なのに、陵墓がある神武天皇
-
ほぼ間違いなく真陵なのに、入ることができる「今城塚古墳」
-
17もの陵墓伝説地が存在する安徳天皇
-
禁足地を語るうえで欠かせない「天皇陵」
-
第5章 現代の禁足地「心霊スポット」
-
心霊スポット「旧犬鳴トンネル」はいかにして「禁足地」となったか
-
「肝試し」が最悪まで行き着くと、殺人事件の現場に……
-
殺人事件後、心霊的恐怖が加算されていった旧犬鳴トンネル
-
面白半分の肝試しと不法投棄で、トンネルは完全封鎖
-
実在する心霊スポットが減っても「行ってはいけない場所」を人は求め続ける
{{message}}